風の中のスバル〜♪
みんなどこへ行った〜♪
見送〜られることもなく〜♪
災厄は突然やってきた。
時はコズミック・イラ７○。
ヤキンドゥーエ戦後、
プラントのアイドル"ラクス・クライン”は…行方を…くらませた。
上がらない…士気。まとまらない…兵士達。頻発する…暴動↑
ラクス・クラインの失踪はザフト軍にとって思わぬ…災いとなった。
この危機を打開すべく提案された…アゲハ構想。
それは…ラクス・クラインの偽者を作りだし、ラクス・クラインの代わりをさせようというものだった。
政府高官：無理だよ、そんなの。
その現実性の無さに誰もが…目をそむけた。
その原因はラクスの外見にあった。
政府高官は語る。
政府高官：だってこれ(↑)ですよ？こんなの他にいると思います？
ラクスの最大の特徴であるピンク色の髪が
偽者を用意する上で最大の…難点となった。
候補発掘者：偽者をやらせるからには外見が似てないといけない。
なのにあんな髪の毛の色そう簡単には見つかりませんよ。
候補探索は困難を極めた。
困難を極めた探索の結果、数名の候補が議長の審査を受けることになった。
候補番号001 アネモネ(エウレカセブン)
自己アピール
「アタマイタイ〜！！」
議長の反応は
議長：発狂したら手がつけられない。不合格。
次々とやってくる候補達。
候補番号002 飛鳥ヤヨイ(こいこいせぶん)
自己アピール
「ヤヨイにおまかせなのですぅ〜」
議長の反応は
議長：バカに用はないんだ。不合格。
候補番号003 月島 唯( 落語天女おゆい )
自己アピール
「わ
議長：ステージで落語やるわけじゃねぇんだよ！帰れ！！
後援者が…現われた。
議長：お帰りください。
難航する候補探し。
やはり無理かと誰もがあきらめかけたそのとき
吉報が議長の元に届く。
政府高官：どうせまたダメだろ。
やってきた候補は政府高官の期待を別の形で…裏切った。
←ミーア・キャンベル
政府高官：似てねぇじゃん！
似て…いなかった。
議長：…会ってみよう。
その一言が…歴史を変えた。
ミーアをさらいに行った工作員は己が耳を疑った。
その声は…ラクスと同一のものだった。
誰もが彼女を第２のラクスと認めた。
しかし元の計画とはかけ離れた顔ゆえに
計画にも変更が必要だった。
顔の整形である。
プラントの名だたる外科医が集結し、
ミーアの顔をラクスの顔にするため
寝る間を惜しみ議論を続けた。
議論の様子↑
議論は白熱し、様々な実験が行われた結果
医者はサジを投げた。
医者：無理です。あの顔は無理です。遺伝子レベルで違うんです。
１人、また１人とプロジェクトを離脱した。
気付けば開始当初の三分の一の人数になっていた。
それでも彼らは…挑戦を…続けた。
看護婦：明日の秩序は私達が作る。それが私達の望みだから。
その願いが…天に…届いた。
ミーアが…ラクスに…なった。
議長：いい出来じゃないか。
議長も笑みを…浮かべた。
こうしてミーアはラクスとして民衆の前に現われたのだ。
するとミーアはそのたゆんたゆんの胸で
民衆を…あっと言わせた。
民衆はたちまちトリコになった。
それがミーアと知らずに。
ただ、揺れる胸に…集まっていった。
全てが上手くいっていた。
あの日までは。
…。
突然のメイリンブーム。
人気が……落ちた。
追い討ちをかけるようにお笑い担当への転向。
ファンは…いなくなった。
現場の要求は日々厳しいものになっていった。
人気の…ためだった。
苦痛に顔を…ゆがませた。
人知れず涙も…流した。
そしてついに
本物が姿を現した。
ミーアの出番は…終った。
議長に訴えた。自分はまだいける。もっとがんばれる。と。
訴えは……届かなかった。
月面に…幽閉された。
相手はグラサンのみ。
心が蝕まれた。
アスランが助けに来たが…
そのグラサンに
思わず銃を向けた。
アスランは優しかったが
宿命の前に
命をおとした。
ミーアに永遠の別れを告げる本物のラクス↑
風の中のスバル〜♪
砂の中の銀河〜♪
みんなどこへ行っったぁ〜♪
見送〜られることもなく〜♪
つ〜ば〜めよ〜地上の星は〜♪
いま〜どこに〜♪
あ〜る〜のだろ〜〜〜♪
